リモートUSBセレクタ(USB切替器) 総合案内
リモートUSBセレクタとは、3Dプリンタに接続しているUSBメモリの中身をリモート(ネットワーク)から書き換えることができるツールです。
ツールに関わるほぼ全ての情報を公開しており、基板も提供可能です。
誰でもツールを作って利用できる環境を作りましたので、よろしかったら、使ってみれもらえるとうれしいです。
特長
- USBメモリのデータを使う3Dプリンタならば、機種を選ばず使用が可能。
(Photon Mono X, Photon-S, phrozen sonic mini 4Kにて動作確認済) - WEBブラウザからの簡単アクセス。
ファイル転送もdrag-and-dropで操作できる。
削除・ファイル名変更・フォルダ移動など簡単な操作も可能。 - USBメモリは3Dプリンタで直接認識できるものならば、なんでもOK。
- 3Dプリンタの電源がOFFであっても、USBメモリへデータを転送できる。
(リモートUSBセレクタへ電源供給されている場合) - Raspberry Pi zero W/WHを使用しているものの、Linuxの知識・Raspiへのキーボード・ディスプレイ接続がなくても制作可能。
対応機種
光造形・熱溶解積層方式問わず、ダメな3Dプリンタはない感じがします。
3Dプリンタの中身がLinuxで動いているならば、基本的に動作すると思います。
- Anycubic Photon-s
- Anycubic Photo mono X
- Phrozen sonic mini 4K
で動作確認済みです。
強いて言うならば、単にリモートなUSB切替器として使いたいという話ならば、そのような使い方も可能です。
目次
基本的なお話
- リモートUSBセレクタとは
リモートUSBセレクタの開発経緯と使い方について説明しています。 - 基板等を入手してからの作業ガイド
当方からメルカリ・ヤフオク!・Twitter等から基板・完成品など入手した際に、そのあとは何をすればよいのかを解説します。
用意するもの・製作方法などの詳細
- Raspberry Pi部の製作に必要なもの
リモートUSBセレクタの”Raspberry Pi部”の製作に必要なアイテムについて説明しています。 - USB切替器部の製作に必要なもの・制作方法
リモートUSBセレクタの”USB切替器部”の入手方法や回路図・パーツリストを公開しています。はんだ付けを行う際に必要なものについても説明しています。 - Raspberry Pi部の製作:配布イメージからインストール
Raspberry Piで使うSDカードを用意する方法を解説。
Raspberry Piにキーボード・ディスプレイを接続せず、Linuxの知識も必要なく行えるインストール方法を説明しています。
Windowsソフトウェアを使って、SDカードイメージをSDカードへコピーするところから始まります。 - Rasppberry Pi部の製作:OS・ソフトウェア インストールガイド
Raspberry Piで使うSDカードを用意する方法を解説。
Raspberry Piにキーボード・ディスプレイを繋げて、Linux・リモートUSBセレクタ用ソフトウェアをセットアップする手順を説明しています。
Raspberry Pi 公式のOSインストーラーを使ってSDカードを作るところから始まります。
その他
- 設定コマンド
Raspberry Piにキーボード・ディスプレイを繋げなくても、リモートUSBセレクタをセットアップすることができる「設定コマンド」について説明しています。 - ケースの製作
Raspberry PiとリモートUSBセレクタ基板を収められるケースを作成しました。
3Dデータを公開しますのでよかったら使用ください。
免責・制限事項など
当方は法人でもなく利益のための活動ではありません。趣味で作っている程度なので、このツールによっていかなる問題が発生しても責任を負うことはできませんのでご承知おきください。
このツールを採用したいが問題が起きると大損害が生じる可能性がある場合は、採用をしないか、回路図・ソースコードなどはすべて公開していますので、十分な検証を行ったうえで使用するようにお願いいたします。